
こんにちは、ゲーミングPC完全ナビ2.0のヨシハルです。
デスクトップPCでワイヤレスイヤホンやBluetoothマウスを使いたいのに、そもそもBluetoothが付いていないと困りますよね。USBアダプタを挿せばよいのか、内蔵カードを増設したほうがよいのか、初めてだと迷う方も多いと思います。
この記事では、デスクトップPCにBluetoothを後付けする基本から、USB型と内蔵型の違い、失敗しにくい選び方、導入手順、注意点まで一緒に確認していきます。読み終えるころには、あなたのPCに合う方法を落ち着いて判断しやすくなるはずです。
- デスクトップPCにBluetoothを後付けする2つの方法
- USB型と内蔵型の違いと選び方
- Windows 10・11での導入手順と初期設定
- 購入前と取り付け前に確認したい注意点
デスクトップPCのBluetooth後付け方法と選び方

まずは、どのような増設方法があるのかを知るところから始めましょう。ここではUSB型と内蔵型の違いを比べながら、それぞれどのような人に向いているのかをお伝えします。
後付けの方法は大きく2つです
デスクトップPCへBluetoothを後付けする方法は、USB型Bluetoothアダプタを使う方法と、PCIeや対応するM.2スロットへ無線カードを取り付ける方法の2つが基本です。
USB型は、空いているUSBポートに小型アダプタを挿してBluetooth機能を追加する方法です。設定が比較的簡単で、PCケースを開ける必要がないため、初心者さんでも取り入れやすいのが魅力なんですね。
一方の内蔵型は、PCケースを開け、PCIeスロットや無線カードに対応したM.2スロットへ取り付けます。外部アンテナ付きの製品なら、アンテナの向きを調整しやすく、電波の届く範囲を確保しやすいことがあります。
ただし、M.2スロットなら何でも使えるわけではありません。一般的なSSD用M.2スロットではなく、無線カードに対応したKey EまたはA/E Keyのスロットが必要になる場合があります。購入前にマザーボードの仕様書を確認してください。
USB型が向いている人
結論から言うと、迷ったらUSB型から始めるのが無難です。導入時の負担が少なく、Bluetooth機能だけを手軽に追加できます。
USB型が向いているのは、PCケースを開けたくない方、すぐにBluetoothイヤホンやマウスを使いたい方、取り付け作業をできるだけ減らしたい方です。Windowsが自動認識する製品なら、アダプタを挿したあとにペアリングするだけで使い始められます。
相性が合わなかった場合でも、取り外しや交換が簡単です。別のPCへ移して使いやすいことも、USB型ならではのメリットですね。
初めてデスクトップPCにBluetoothを追加するなら、まずはWindowsのバージョンに対応したUSB型アダプタを候補にすると失敗しにくいですよ。
内蔵型が向いている人
外観をすっきりさせたい方や、外部アンテナを利用したい方には内蔵型も有力です。USBポートを占有しないため、周辺機器をたくさん接続するデスクトップトップPCにも向いています。
自作PCやゲーミングPCを使っている方なら、空きスロットを活用して増設したいと思うこともありますよね。BluetoothとWi-Fiを同時に追加できるPCIeカードも多く、無線機能をまとめて導入したい場合に便利です。
ただし、内蔵型はどのPCにもそのまま取り付けられるわけではありません。PCIeまたは対応M.2スロットの空き、アンテナの取り付け場所、ドライバの対応状況を確認する必要があります。
また、PCIe型のWi-Fi・Bluetoothカードでは、Bluetooth機能を動かすために、カードとマザーボード上のUSB 2.0ヘッダーを内部ケーブルで接続する製品があります。PCIeスロットへ挿すだけではBluetoothを使えない場合があるため、商品説明や説明書を必ず確認してください。
◆ヨシハルのワンポイントアドバイス
ケースを開けることに不安があるなら、無理に内蔵型から始めなくても大丈夫です。まずUSB型で使い勝手を確かめ、通信範囲やUSBポートの不足が気になったときに内蔵型を検討する流れでも十分ですよ。
USB型と内蔵型の違いを比較
どちらが合っているかは、PCの構成や使い方によって変わります。主な違いを表で確認してみましょう。
| 比較項目 | USB型アダプタ | 内蔵型拡張カード |
|---|---|---|
| 導入のしやすさ | USBポートへ挿して設定する | ケースを開けて取り付ける |
| 必要な空き | USBポート | 対応スロットやUSBヘッダー |
| 外観 | USBポートから少し出っ張る | 本体内部に収まりやすい |
| アンテナ | 小型アンテナ内蔵が中心 | 外部アンテナ付き製品を選べる |
| 交換や移動 | 簡単 | ケースを開ける作業が必要 |
| おすすめの人 | 初心者さん、手軽さ重視の方 | 自作PCユーザー、外観やアンテナを重視する方 |
手軽さならUSB型、USBポートを空けたい方や外部アンテナを使いたい方には内蔵型と考えると選びやすいです。
ただし、内蔵型だから必ず通信が安定するとは限りません。実際の接続状態は、製品の品質、アンテナの位置、PCケース、接続距離、周囲の電波干渉などにも左右されます。
用途別のおすすめの選び方
選び方で迷ったら、何を接続したいのか、どのように使うのかから逆算するとわかりやすいですよ。
Bluetoothマウスやキーボード、ワイヤレスイヤホンを近距離で使う程度なら、USB型で十分なことが多いです。まず手軽にワイヤレス化したい方にも向いています。
PS5のコントローラーを接続したい場合は、通常のBluetoothペアリングに加えて、ゲーム側の対応状況も確認しましょう。詳しい接続手順は、PS5コントローラーをPCへBluetooth接続する方法で解説しています。
ゲームコントローラーでは、Bluetooth以外に専用の2.4GHz無線を利用する製品もあります。接続方法による違いを知りたい方は、PCコントローラーのBluetooth・2.4GHz接続の違いも参考にしてください。
机の上をすっきり見せたい方、USBポートを空けておきたい方、Wi-Fiもまとめて増設したい方は、外部アンテナ付きの内蔵型カードが候補になります。
なお、PCへBluetooth機能を追加したい場合は、一般にPC用Bluetoothアダプタを選びます。オーディオ機器へBluetooth受信機能だけを追加する「Bluetoothレシーバー」とは用途が異なる場合があるため、商品名だけでなく「PC対応」「送受信対応」「対応OS」を確認してください。
デスクトップPCにBluetoothを後付けする手順と注意点

ここからは、実際にBluetoothを後付けするときの流れを見ていきます。Windowsでの設定、ドライバの考え方、購入前に見落としやすい確認ポイントまで順番に押さえていきましょう。
USB型アダプタの導入手順
USB型の導入は比較的シンプルです。大まかな流れは、アダプタを挿す、必要に応じてドライバを導入する、Bluetoothを有効にする、接続したい機器をペアリングする、という順番です。
- 製品が使用中のWindowsに対応しているか確認する
- 空いているUSBポートにBluetoothアダプタを挿す
- Windowsが自動認識するか確認する
- 認識しない場合はメーカー公式ドライバを導入する
- 接続するイヤホンやマウスをペアリングモードにする
- Windowsの設定画面から機器を追加する
Windows 11では「設定」→「Bluetoothとデバイス」からBluetoothを有効にし、「デバイスの追加」を選択します。Windows 10では「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」から追加できます。
Microsoftも、接続する機器を検出可能なペアリングモードにしたうえで、WindowsのBluetooth設定からデバイスを追加する手順を案内しています。(出典:Microsoftサポート「WindowsでBluetoothデバイスをペアリングする」)
内蔵型カードの導入手順
内蔵型はUSB型より準備が増えます。取り付け前に製品説明書とマザーボードのマニュアルを確認しておきましょう。
- Windowsを終了し、PCの電源を切る
- 電源ケーブルと周辺機器を取り外す
- PCケースを開け、対応する空きスロットを確認する
- PCIeカードまたは対応M.2カードを正しく取り付ける
- 必要な製品ではUSB 2.0ヘッダーへ内部ケーブルを接続する
- アンテナを取り付けてPCケースを閉じる
- PCを起動し、メーカー公式ドライバを導入する
- Windowsの設定からBluetooth機器をペアリングする
PCIeカードを使う場合は、グラフィックボードやほかの拡張カードと物理的に干渉しないかも確認してください。小型PCではスロットが空いていても、カードを取り付ける空間が不足していることがあります。
内蔵型は、対応スロットがあってもBluetooth機能用の内部USB接続やアンテナが必要な場合があります。M.2カードもSSD用スロットへ自由に取り付けられるわけではありません。必ず製品とマザーボード双方の仕様を確認してください。
Windows 10・11で確認したい設定
Bluetoothアダプタを取り付けたら、Windowsの設定画面とデバイスマネージャーを確認します。
Windowsの設定にBluetoothのスイッチや「デバイスの追加」が表示されていれば、アダプタは認識されている可能性が高いです。接続したい機器をペアリングモードにして、一覧に表示された製品名を選択してください。
Bluetoothの項目自体が表示されない場合は、デバイスマネージャーを開き、「Bluetooth」または「ほかのデバイス」を確認します。黄色い警告マークや「不明なデバイス」が表示されている場合は、ドライバが正しく導入されていない可能性があります。
ドライバの役割や更新時の注意点を詳しく確認したい方は、PCドライバーの役割と安全な更新方法も参考にしてください。
購入前に確認したいポイント
Bluetoothアダプタ選びで特に大切なのは、対応OS、接続方式、PC側の空き、メーカーによるドライバ提供です。
| 確認項目 | チェックする内容 |
|---|---|
| 対応OS | 使用中のWindowsとバージョンに対応しているか |
| 接続方式 | USB、PCIe、M.2のどれを使う製品か |
| PC側の空き | USBポート、対応スロット、内部USBヘッダーが空いているか |
| ドライバ | メーカー公式サイトから入手できるか |
| アンテナ | 内蔵型ではアンテナが付属するか、設置場所を確保できるか |
| 対応機能 | 接続したいイヤホン、マウス、コントローラーなどに対応するか |
Bluetoothのバージョン番号だけで選ばないことも大切です。利用できる機能は、アダプタだけでなく、接続機器、Windows、ドライバ、対応プロファイルにも左右されます。
macOSやLinuxでも使用したい場合は、対応状況を個別に確認してください。Windows向けドライバしか提供されていない製品もあります。
自作PCやゲーミングPCでWi-Fiも追加したい場合は、Bluetooth単体ではなくWi-Fi一体型カードも候補になります。ただし、対応スロット、内部配線、アンテナの有無は製品ごとに異なります。
うまくつながらないときの対処法
Bluetoothを後付けしたのに使えない場合は、次の順番で確認すると原因を絞りやすくなります。
- Bluetoothアダプタがデバイスマネージャーに表示されているか
- メーカー公式ドライバが正しく導入されているか
- 接続機器がペアリングモードになっているか
- 接続機器が別のスマートフォンやPCにつながっていないか
- Bluetoothを一度オフにしてから再びオンにしたか
- 登録済みの機器を削除し、再ペアリングしたか
- Windows UpdateとPCの再起動を試したか
USB型の場合は、別のUSBポートへ挿し替える方法も有効です。USBハブを使っている場合は、PC本体のUSBポートへ直接接続してみましょう。
2.4GHz帯の電波干渉やPCケースの位置が影響することもあります。接続が途切れる場合は、短いUSB延長ケーブルを使い、アダプタを金属製ケースやUSB 3.x機器から少し離すことで改善する可能性があります。
内蔵型では、カードの差し込み不足、アンテナの未接続、Bluetooth用USBケーブルの接続忘れも確認してください。Wi-Fiは使えるのにBluetoothだけ表示されない場合は、内部USBケーブルが接続されていない可能性があります。
Microsoftの公式案内では、Bluetoothの入れ直し、機器の削除と再登録、ペアリングモードや機内モードの確認などがトラブル対処として紹介されています。(出典:Microsoftサポート「WindowsのBluetoothの問題を解決する」)
◆ヨシハルのワンポイントアドバイス
つながらないときは、すぐに故障と決めつけないことが大切です。まずはドライバ、接続ポート、ペアリングモード、既存の登録情報の4点を順番に確認してみてください。
デスクトップPCのBluetooth後付けに関するよくある質問
Q1. デスクトップPCにBluetoothがない場合でも後付けできますか?
A. はい、後付けできます。一般的にはUSB型Bluetoothアダプタを挿す方法と、PCIeや対応M.2スロットへ無線カードを取り付ける方法があります。手軽さを優先するならUSB型、USBポートや外部アンテナを重視するなら内蔵型が候補です。
Q2. USB型アダプタは本当に挿すだけで使えますか?
A. Windowsが自動認識する製品なら挿すだけで使えることがあります。ただし、すべての製品が自動認識されるとは限りません。購入前に対応OSと公式ドライバの提供状況を確認してください。
Q3. 内蔵型カードはどのPCにも取り付けられますか?
A. いいえ、PCによります。対応するPCIeまたはM.2スロット、カードを収める空間、アンテナの取り付け場所を確認する必要があります。製品によってはBluetooth用の内部USB 2.0ヘッダーも必要です。
Q4. BluetoothレシーバーとBluetoothアダプタは同じですか?
A. 同じ意味で表記されることもありますが、用途が異なる製品もあります。PCにBluetooth機能を追加したい場合は、「PC対応」「Bluetoothアダプタ」「送受信対応」などの記載を確認してください。オーディオ受信専用のレシーバーでは、マウスやキーボードを接続できません。
Q5. Bluetooth接続はゲームにも向いていますか?
A. コントローラーの接続には使いやすい方法ですが、遅延の感じ方や利用できる機能は機器とゲームによって異なります。音声の遅延や競技性を重視する場合は、有線接続や専用2.4GHzアダプタも比較してください。
Q6. 購入前に最低限チェックすべきことは何ですか?
A. 対応OS、接続方式、PC側の空き、ドライバ提供の4点を確認してください。USB型ならUSBポートとWindowsへの対応、内蔵型ならスロット、内部USBヘッダー、アンテナ、ケース内の空間が重要です。
デスクトップPCのBluetooth後付けまとめ
デスクトップPCにBluetoothを後付けする方法は、USB型アダプタと内蔵型拡張カードの2つが基本です。手軽に使い始めたいならUSB型、USBポートを空けたい方や外部アンテナを利用したい方には内蔵型が候補になります。
特に大切なのは、使用中のWindowsへの対応、公式ドライバの有無、PC側の接続端子です。内蔵型を選ぶ場合は、対応スロットだけでなく、内部USB 2.0ヘッダー、アンテナ、ケース内の空間も確認してください。
「まずはワイヤレスイヤホンやマウスを使えれば十分」という方なら、USB型から始めるのが現実的です。自作PCでWi-Fiもまとめて追加したい方や、外観をすっきり仕上げたい方は、内蔵型をじっくり選ぶ価値があります。
価格、仕様、ドライバの提供状況は変更される場合があります。購入前にはメーカー公式サイトと製品説明書を確認し、判断に迷う場合はメーカー窓口や販売店へ相談してください。あなたのデスクトップPCに合った方法で、快適なワイヤレス環境を整えていきましょう。